クンダリーニヨガ・オンライン エイミーヨガ

股関節

呼吸と自律神経。骨盤とヨガ

呼吸は、自律神経を整えるのに効果的です。自律神経は、人の意図と関係ない動きですが、呼吸は、意図的に、その自律神経に働きかけることができるからです。 ゆっくりした深い呼吸で、体と心を芯からリラックスさせましょう。 呼吸に意識を向けることで、忙しい思考からも距離をとることが可能になるでしょう。雑念がおこるのは自然の現象なので、止めることはできません。しかし、それらから距離をとることで、24時間雑念に支配されることをストップすることができます。 私たちの暮らしは、あまりにも多くの情報に取り囲まれていますよね。ヨガの時間は、そこから距離をとることを試してみてくださいね。そうすると「雑念から距離をとった状態」を、自分に教えることになり、それが容易になるかもしれません。 フロッグポーズをおこないますね。このポーズで座った状態は、股関節を開くことになりますよね。股関節まわりが硬くなると、骨盤のゆがみを引き起こす可能性があります。また姿勢が悪くなったり体に望ましくないクセがつくこともあるでしょう。さらに血の流れを悪くして冷えなどにつながることもあります。フロッグの座ったポーズは、股関節まわりを柔らかくすることに役立ちます。下半身に冷えがある人は、股関節を動かすことを意識するのもいいかもしれません。 また、フロッグの運動の繰り返しは、骨盤底筋に働きかけます。骨盤底筋を動かすことで、消化器系の悩みが改善することがあるかもしれません。 クンダリーニヨガの考え方でいえば、フロッグやムルバンの動きは、エナジーを上昇させるのに役立つと考えられています。 後半のクリヤは、足をあげるのがきつめですね。腹筋に働きかけ、体幹を鍛えるエクササイズですが、つらくなったら脚をまげるなど自分で調整してくださいね。また、つらいときは呼吸をとめがちなので、呼吸を続けることは意識してください。 ラストのマントラをとなえるときには、背中と脚をのばし、エナジーが身体を流れやすくするイメージで行うとよいでしょう。マントラの言葉は「HUM」(ハム)です。これは、WE(私たち)という意味です。個であるという緊張、小ささから離れ、神聖なものにつながるようなイメージで唱えるといいでしょう。 マントラは、聖なる振動を起こすと言われています。体の中に振動がおこるのを感じてください。 それが、自分を浄化することを感じましょう。 今回のオンラインクラスでは、2つのクリヤ(クンダリーニヨガの一連のエクササイズ)をおこないました。短めで気軽にできると思うので、楽しんでくださいね

股関節を柔軟性にすると、健康とパフォーマンスが向上する理由

日常生活やトレーニングで、意外と見落とされがちなのが「股関節」だと思います。股関節は、脚と胴体をつなぐ関節です。「骨盤」と「大腿骨」の間に位置しています。ここの柔軟性について、普段考えることはあまりないですよね。けれど、足を前後左右に動かしたり、座ったり立ち上がったりするときに、この股関節はしっかりと使われています。歩く、走る、ジャンプする、しゃがむなどの基盤となっています。股関節が硬いことが、健康、クオリティーオブライフ、そして仕事や勉強のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があるのをご存じですか? 股関節が硬くなると、身体は無意識のうちに他の部位でカバーしようとするでしょう。すると、腰、膝、背中に過剰な負担がかかります。短期的には問題なくても、長期的には、腰痛やひざや背中の痛みがでる可能性があります。また、身体を支えるのが難しくなり、姿勢が崩れるでしょう。それにより、身体にくせがつき、長期的には、様々な箇所で、痛みや不具合がでる可能性もあります。肩こりが頭痛がでることも考えられます。 また、筋肉をつけるときに、柔軟性がないと、怪我などの心配が増します。筋肉を太くするのと同時に、柔軟性にも意識を向けることをおすすめします。 股関節を動かし、柔軟性が増えると、血流が増し、身体も自由に動かしやすくなるでしょう。スポーツなどをしている人はパフォーマンスが上がることになりそうです。 股関節の柔軟性を高めるには、ヨガが非常に効果的だと言われています。その理由は、ヨガは、筋肉や関節をストレッチしながら、体全体のバランスを整える運動だからです。(ただし、無理なくやることを大事にしましょう!ヨガは比較的負荷のすくない運動ですが、無理をすると怪我などをする可能性もあります) いろんなヨガがありますが、私は、クンダリーニヨガをお勧めします。もちろん、私がクンダリーニヨガの講師なので、という理由もありますが、同時に、クンダリーニヨガでは難しいポーズはほとんどなく、呼吸法も大事にするので、ヨガの初心者の方に向いているからです。 また、クンダリーニヨガは、シンプルな動きも行うので、ストレッチばかりのヨガはあきてしまう、という方にもおすすめです。さらに、瞑想もあるので、心身の健康に役立つでしょう。 ここでは、股関節の柔軟性をつけたいときに、おすすめのクンダリーニヨガの動きをひとつ紹介します。 スパイナルフレックスです。背骨と骨盤を動かしながら股関節をほぐすことになるし、簡単なので、初心者にぴったりのエクササイズです。シンプルな動作ですが、背骨と股関節の可動域を広げ、全身の循環を良くする効果があります。私のクンダリーニヨガのクラスでは、ウォームアップでよく使います。 1)座るヨガマットの上であぐらをかいて座ります。(たたみなどでも大丈夫ですが、フローリングでは痛いと思うので、ヨガマットが一枚あるといいですね) 2)準備背骨をまっすぐにし、両手でふくらはぎをつかみます。 3)前後に動く 繰り返す始めは1分でやってみましょう。 スパイナルフレックスは、この【初めての方に・クンダリーニヨガ超基本レッスン20分】の動画の1分15秒~1分30秒ぐらいで説明してます。